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社会奉仕部門

社会奉仕「対話型鑑賞プログラム」報告

9月29日、中の島美術館にて地区補助金事業である対話型鑑賞プログラムを本年度新たな事業として開催しました。本事業は、ローターアクトクラブとの連携強化を図るためローターアクト委員会と大阪東ローターアクトクラブと共に開催しています。
本年度の社会奉仕委員会の対象は「理由があって親と共に暮らせない子どもたち」です。今回は例年クリスマス会を開催させて頂いている子どもデザイン教室様のご協力のもと子ども達を招き、中之島美術館様に場所と機会を提供して頂きました。
領木会長の挨拶ののち、東京・パリ・大阪の「TRIO」に展示されている美術品についてアンドミンナ(*)のファシリテーターの指導のもとアイスブレイクによる美術の興味付けを行いました。(*みんなと一緒にアートを楽しむ)
実際の会場にて10cmの距離というまさに美術品が製作される距離で美術に触れ合い、ファシリテーターの導きにより活発な想像の話合いが行われました。
その後ワークショップにて子どもたちそれぞれの感性で作品をつくり、美術館の外の芝生の上でその作品を体感ました。
最後に、それぞれテーマとした美術品についてファシリテーターの振り返りがあり、本物の芸術品の造詣を深めました。
施設代表からは以下の感想を頂きました。
日曜日の大阪中之島美術館アートラーニングプログラムでは貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。あれから子どもたちは「あの絵は○○やったなあ」とか後になって、色々意見していました。なかなか本番では話す勇気がないようです。でも「また行きたい!」と言ってました。児童養護施設の子どもたちが100年前の美術作品を見たり、大阪中之島美術館に来たりすることはなかなかありません。見えなかったものが見える、気づかなかった感情に気づく、貴重な機会になりました。どんな境遇の子どもでも等しく教育や文化の機会が得られるような民間の活動はとても大切だと思います。本当にありがとうございました。

 

中之島美術館2 中之島美術館4