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職業奉仕部門

職場訪門 株式会社ダイヘン六甲事業所

11月21日の例会にて(株)ダイヘン様に例会卓話をお願いしたのち、職業奉仕部門クラブフォーラムとして同社の六甲事業所を職場訪問させていただきました。

同社は1919年設立という百年を超える歴史を持つ会社ですが、旧社名の「大阪変圧器」が示すとおり急速に電化が進む20世紀初めの日本社会に必要不可欠なものとして「変圧器」の製造を開始されました。その後、変圧器に加え、溶接機や半導体製造関連機器等を製品ラインアップに加えられ、現在はワイヤレス給電装置の販売にも取り組んでいらっしゃいます。

冒頭、職業奉仕委員長から、今回の職場訪問の趣旨等をご挨拶いただいたのに続き、会長から医療業界でのロボット活用の紹介と謝辞を申し上げた後、同社の歴史や六甲事業所について説明いただきました。その後、同社が応援しているセレッソ大阪のキャップをかぶって42名の参加者が3班に分かれて見学を開始しました。

六甲事業所では自動車工場などで使われるアーク溶接ロボット等を製造しているのですが、そのロボットをロボットが作っているのです!誰からも指示や命令のない中、黙々と(当たり前?)時には素早く、時には慎重にねじの穴の位置やトルクを確かめながら何台ものロボットが連動しながら精緻に動くのを見ていると、SFに出てくる未来の工場が既に現実のものとして稼働していることに改めて驚かされます。

見学終了後の質疑応答では、「ロボットがロボットを作ることによって生産性は高まり省人化されることになるが、大切なことは単に人を省くのではなく、その人をもっと頭を使う仕事で活躍してもらうこと」とおっしゃっていたのが印象的でした。

集合写真