Activities

青少年奉仕部門

青少年育成柔道プロジェクト

大阪市立豊崎東小学校において、一般財団法人青少年育成アスリートプロジェクトにご協力いただき、天理大学の細川伸二教授(1984年ロサンゼルスオリンピック60キログラム級金メダリス)、そして同大学柔道部の学生4人のご参加をいただいて、柔道教室を開催しました。同小学校からは5年生約70人が教室に参加し、また当クラブからは9人のメンバーが参加しました。

細川先生は、けがをした山下泰裕氏の後任として、国際柔道連盟(本部ブタペスト)の理事に就任され、多忙な日々を送っておられます。そんな中、このような時間をとっていただき、実に活気ある楽しい授業をしていただきました。

9月に開催した昨年は暑さ対策が必要だったようで、その配慮もあって11月開催にしたのはよかったと思います。実は当日は少し寒く、ストーブも焚かれていましたが、すぐに体は温まり不要になりました。

準備運動から、バランスを競うといった遊びから始まりました。徐々に柔道らしくなり、簡単な受け身の練習をして、最後には児童が選手たちに大外刈りなどをかけて終わりました。もちろん、選手たちは、本当に投げられたわけではなく、かけられたかのようにして受け身をとっただけです。

しかし、それでも、技をかけて、心地よい音を立てて大きな人が転ぶ、というのは楽しいものだと思います。子どもたちは大変に盛り上がり、1時間あまりの授業はあっという間に過ぎました。最後に全員で写真を撮影し、当クラブで作ったタオルをお渡しして終了しました。

ひそかな柔道ファンの私は、学生さんに投げてもらいたい、絞めてもらいたいという希望を持っていたのですが、準備運動の段階で無理と悟りました。

無邪気な小学生の姿を見ながら、小5だった約50年前、自分は何をしていたのだろうと思いました。ドリフターズとオリエンテーリングが好きで、勉強はあまりせず、巨人が阪神に最終の甲子園で9-0で勝ったことに喜んでいたなと。

でも、パリのスノボで西矢椛選手は13才で金メダルを取っています。そういう年頃でもあるわけです。柔道は、もう少し遅く始めても大成するスポーツでしょうけれど。

この児童たちの中から、柔道を、あるいはスポーツを愛して、あわよくば全国に、そして世界に羽ばたくような子どもたちが出てくれることを祈念しています。

 

青少年柔道5 青少年柔道3 青少年柔道4