国際ロータリー第 2660地区インターアクト海外研修が、130名の参加のもと、8月2日から5日までの4日間、台湾・台北を中心に実施されました。参加者はインターアクター11校87名、引率教員・ロータリアン・看護師等33名。今回は国際ロータリー第 3521地区との共同開催であり、日台の青少年交流を大きな柱とする研修となりました。
初日の8月2日は、午前9時30分、関西国際空港2階駅前南広場で結団式が行われました。第2660地区の団長を務める奥村地区インターアクト委員長をはじめ、山本博之青少年奉仕委員長をはじめとする関係者から激励の言葉をいただき、保護者の皆さまに見送られながら搭乗手続きへ。13時10分発の中華航空便で台北へ向かいました。
台北到着後は、市内の「金品茶樓」にて歓迎の食事会が盛大に催されました。4日間にわたり私たちを迎えてくださった林堂・国際ロータリー第 3521地区ガバナーをはじめ、台北のロータリアンの皆さまにもご参加いただき、研修は初日から和やかで活気ある雰囲気に包まれました。
8月3日は、午前6時30分に朝食をとった後、台湾総統府を訪問しました。入場までの待機時間は酷暑の中で約1時間に及び、体調管理の重要性を改めて感じる場面もありました。当初予定されていた副総統との面談は公務の都合により叶いませんでしたが、予定を変更し、約2時間にわたり総統府内を見学しました。総統府庁舎は、日本統治時代の1919年に完成した歴史的建造物で、赤レンガと白い石を組み合わせた重厚な外観、そして中央塔が印象的でした。歴史の積み重なりを実際の建物を通じて感じる、貴重な機会となりました。
午後からは現地の学校を訪問し、台北のインターアクターと合流しました。自己紹介や交流プログラムを通して、言葉や文化の違いを越え、次第に打ち解けていく生徒たちの姿が印象的でした。
8月4日は、午前中に前日から交流を深めた台北のインターアクターとともにボランティア活動を行い、その後、市内観光として台北を代表する繁華街・西門(シーメン)へ向かいました。
西門は、若者文化、飲食、買い物、娯楽が集まる活気ある街で、日本でいえば原宿・渋谷・道頓堀を合わせたような雰囲気があります。各班に分かれ、台北のインターアクターと一緒に街を歩き、食事や買い物などを楽しみながら、自然な形で交流を深めました。
市内観光の後はホテルへ戻り、今回の研修の大きな節目となるフェアウェルパーティーが開催されました。第 3521地区のロータリアン、台湾・日本双方のインターアクターを合わせ、総勢約300名が集う大規模なパーティーとなりました。
会場では、直前までの研修風景をまとめた映像が上映され、その迅速で心のこもった演出に驚かされました。林堂ガバナーと奥村地区インターアクト委員長の挨拶に続き、台北のロータリアンによる楽器演奏、台湾と日本のインターアクターによる歌やパフォーマンスが次々と披露されました。
なかでも米津玄師さんの「パプリカ」に合わせ、日台の生徒たちが一緒に踊る姿は、この研修を象徴するような光景で、強く印象に残りました。
最終日の8月5日は、国立故宮博物院を見学しました。同博物院は、中国歴代王朝の宮廷コレクションを中心に、書画、青銅器、陶磁器、玉器、古文書など数多くの文化財を所蔵する世界有数の博物館です。各班に分かれて現地ガイドの説明を受けながら館内を巡り、代表的な展示品をはじめ、時代ごとの特色や背景を分かりやすく学ぶことができました。初めて訪れた私にとっても、中国美術と歴史の奥深さを実感する、大変有意義な時間となりました。
11時20分、同博物院で解団式を行った後、桃園国際空港へ移動し、14時20分発の中華航空便で帰国の途につきました。4日間は盛りだくさんの内容で、決して余裕のある日程ではありませんでしたが、同行の医療スタッフや関係者の細やかなサポートもあり、大きな事故なく全員が無事に帰国できたことに安堵いたしました。
今回の海外研修を通じて、インターアクターの皆さんは、教室や日常生活の中だけでは得ることのできない多くの出会いと異文化交流を経験しました。台湾の同世代の仲間と直接言葉を交わし、ともに活動し、笑い合った時間は、将来振り返ったときにもきっと大きな財産となることでしょう。
最後になりましたが、私たちを温かく迎えてくださった国際ロータリー第 3521地区のロータリアン、インターアクターの皆さま、そして本研修の企画・運営に尽力された第2660地区インターアクト委員会をはじめ、すべての関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。今回の交流が、台湾と日本の若者たちの友情をさらに深め、今後につながる確かな一歩となることを願っています。
