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社会奉仕部門

社会奉仕「対話型鑑賞プログラム」報告

2025年4月13日 日曜日13時より中之島美術館にて地区補助金事業である対話型鑑賞プログラムを本年度新たな事業としまして開催させて頂きました。
本年度の社会奉仕委員会の対象は「理由があって親と共に暮らせない子どもたち」です。第2回の今回は児童養護施設「生駒学園」の小学生の子ども達を招き、中之島美術館に場所と機会を提供して頂きました。
本事業は、ローターアクトクラブとの連携強化を図るためローターアクト委員会の岡村委員長、大阪東ローターアクトクラブの岡村会長と共に開催しております。
社会奉仕委員長の挨拶ののち、3グループに分かれ上村松園の日本画の美術品についてアンドミンナのファシリテーターの指導のもとアイスブレイクによる美術の興味付けを行いました。
その後実際会場にて10cmというまさに美術品が製作される距離で美術に触れ合い、ファシリテーターの導きにより活発な想像の話し合いが行われました。
つぎにワークショップで和紙を使った制作物を子どもたちそれぞれの感性により作成し、最後に記念撮影をしました。
締めとして、それぞれテーマとした美術品についてファシリテーターの振り返りがあり、本物の芸術作品への造詣を深めました。
子ども達のアンケート結果を見ると、参加者全員が楽しかったと回答いただけました。児童養護施設の子どもたちが日本画という美術作品を見たり、大阪中之島美術館に来たりすることはなかなかありません。見えなかったものが見える、気づかなかった感情に気づく、貴重な機会になりました。
どんな境遇の子どもでも等しく教育や文化の機会が得られるような民間の活動はとても大切だと思います。

 

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